入眠困難という不眠症になります。一時的なものであると良いのですが、慢性的になる前に対応の必要があります。睡眠環境の調整と共に適切な睡眠薬の使用も必要です。治療後終了も可能ですので、早めの対応が必要です。
一度睡眠後に目が覚めて眠れなくなることを指します。年齢と共に増加することも多いですが、不十分な睡眠時間の為に日中の眠気を引き起こす場合には対応が必要です。認知症の進展の可能性もあり、注意が必要です。
普段の起床時間より早く目が覚めてしまい、眠れない症状です。うつの進展の可能性もあり、早期の対応も必要です。
睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。種々の生活習慣病の原因になる疾患で。日中の眠気を引き起こし、事故を起こす可能性もあるため、睡眠ポリグラフ検査を行うことをお勧めします。
睡眠中の無呼吸の程度を睡眠ポリグラフで評価の上で対応を考慮します。心筋梗塞や脳血管障害のリスクにもなるため、注意が必要です。
夜間の睡眠状態も考慮する必要がありますが、過眠症の可能性があります。このために社会生活が著しく障害される場合には、反復睡眠潜時検査で評価の上対応が必要となります。
寝る前に下肢を中心にむずむずする異常感覚が出現する場合にはむずむず脚症候群の可能性があります。症状の確認と検査により対応が可能です。
睡眠中に四肢に周期的にピクつくような痙攣をともなうことがあります。無意識に起こっていることも多く、不眠症の原因になっていることもあります。睡眠ポリグラフでの確認の上対応する必要もあります。
睡眠中に筋肉に異常痙攣を伴うために睡眠障害を引き起こします。生理的な原因から内科疾患、筋肉疾患が隠れている可能性もあるため、頻度が多い方は注意が必要です。
睡眠時無意識に歩いたり等の行動化が起こることがあります。転倒等の事故になることもあり、成人以降の病態ではレビー小体型認知症やパーキンソン病のリスクになる為、注意が必要です。気になる症状はの方はご相談いただければと思います。
繰り返す悪夢により睡眠が障害されます。心理的な要因が多いこともありますが、レム睡眠行動障害の症状の可能性もあります。睡眠ポリグラフで検査の上対応します。
生理的に出現もしますが、叫ぶような大きな寝言はレム睡眠行動障害の可能性も考えられます。症状によりますが、症状が続く場合には検査の上で対応が必要です。