血圧の高さを放置すると、動脈硬化を進行し、脳血管障害や心筋梗塞等の原因となります。診察時の血圧と共に夜間含めた血圧管理が必要となります。場合によっては24時間血圧計や四肢の血圧測定で評価の上対応します。
運動不足や偏食は肥満の原因となります。肥満は糖尿病や高脂血症等を引き起こし、睡眠時無呼吸症候群を誘発することもあります。これらは動脈硬化を進行し、脳血管障害や心筋梗塞等の原因となります。身長より適切な体重を認識し、定期的に体重を維持するために運動や偏食に気を付けることが重要です。
肥満と共に口渇を認める場合には糖尿病を発症している可能性があります。尿検査や血液検査にて評価可能ですので、気になる方はご相談いただければと思います。
突然の足の痛みは高尿酸血症が原因で起こる痛風の可能性もあります。高尿酸血症も運動不足や偏食が原因で起こります。血液検査にて評価可能ですので、気になる方はご相談いただければと思います。
年齢と共に無自覚に不整脈を患っていることがあります。動悸がある場合はもちろん心電図で評価することは重要です。不整脈は循環器疾患だけでなく、脳梗塞の原因にもなります。一度心電図での評価をお勧めします。
起立時のふらつきは急激な血圧低下で起こっていることがあります。Tilt table testでの血圧評価で診断可能です。重大な病気が隠れている可能性もあり、気になる方はご相談いただければと思います。
転倒等で背中の痛みがある場合には知らず知らずの間に圧迫骨折を起こしていることもあります。レントゲン撮影で骨折の確認が必要と共に予防の為に骨塩定量検査をお勧めします。骨粗鬆症は寝たきりの原因にもなるため、予防が重要です。気になる方はご相談いただければと思います。