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LBDにおけるRBDの位置づけ (LBDセミナーin長野)
4月に講演予定でしたが、母の葬儀のために延期していただきました。急な変更でご迷惑をおかけしました。
LBDでは種々の睡眠障害がある中で、レム睡眠行動障害(RBD)は頻度が多いです。
LBDではレビー小体型認知症(DLB)とパーキンソン病(PD)に分けられますが、DLBにおいても認知機能低下前に出現します。PDにおいても同様に運動症状前に出現します。
RBDだけでなく、嗅覚障害、色覚障害、自律神経障害も病前症状として重要です。
それぞれの検査について提示しました。嗅覚障害はOSIT-J。色覚障害はFM-100。自律神経障害のチェックとしてTilt table testの有用です。RBDと自律神経障害があると種々の症状が増悪するという報告もあります。 LBDは病態は同じなのですが、症状進展よりDLBとPDと分けるように、PDにおいても進展方法で症状が違うのかもしれないという仮説も示されています。
RBDはLBD病態の一部に入れられるような考え間もありますが、治療、予後改善についてはまだ確立していず、すこしでも貢献できるように頑張らないといけません。質問でDLBとRBD絡みの質問を受けましたが、PDからの検討と考察はいろいろしてきましたが、DLBからの検討は手薄なのを反省しました。勉強し直しです。母の最期の手紙に応えられるように頑張らないといけません。
両国鮨支店のお弁当。お寿司でも握りずし、ちらしずしがあるように見方によって違います。