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睡眠時無呼吸症候群と取り巻く状況
睡眠時無呼吸症候群(Sleep apnea syndrome: SAS)の講演会です。2年ぶりに加藤先生ともお会いして貴重な話も聞けました。藤山先生より鳥取大学での睡眠時無呼吸症候群の対応を提示していただきました。アテンドPSGによるタイトレーションの有用性もしめしていただきました。私の方は睡眠時無呼吸症候群の病態の後、種々の生活習慣との関りを示しました。その中で、最近取り組んでいる緑内障との絡みの結果も提示しました。生活習慣病と同じく、SASによる低酸素、交感神経活動から緑内障のリスクが増えるとの話があります。 それらを踏まえて当院の患者さんで確認すると高確率で生活習慣病を合併しています。そのために、しっかりとしたSAS、生活習慣病の管理が必要です。SASが隠れていた症例として不眠、夜間頻尿、めまい、レム睡眠行動障害を示し、眠気はSASだけでなく過眠症だった症例も提示しました。治療とすると、手術、睡眠衛生指導、マウスピース、CPAPがありますが、治療継続が大事です。CPAP治療においての問題点を提示して、アドヒアランスをどのように上げるかが大事です。当院でのCPAP治療状況は以下の通りです。アドヒアランス84.7%ですが、できるだけこれを上げていくことが大事です。講演時間がギリギリとなり、最後は早足で話をして、オタオタでした。論文より症例を前面に出した講演でしたが、良かったかな?加藤先生、藤山先生とは一緒に話をしましたが、Web講演なので実感がないですね。
コロナ禍終息してお弁当でなく、懇親会でざっくばらんな話をして地域の睡眠医療を発展させていきたいですね。