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JAMA Neurol
JAMA Neurol. 2018 Mar 26. doi: 10.1001/jamaneurol.2018.0254. [Epub ahead of print]
Office-Based Screening for Dementia in Parkinson Disease: The Montreal Parkinson Risk of Dementia Scale in 4 Longitudinal Cohorts.
Dawson BK1,2, Fereshtehnejad SM1,3, Anang JBM1, Nomura T4, Rios-Romenets S1, Nakashima K4, Gagnon JF5,6, Postuma RB1.
McGill大学と共同研究した論文がacceptされました。
パーキンソン病(PD)患者さんでMontreal Parkinson Risk of Dementia Scale という8個の尺度で評価して認知症に進展するリスクを調べたものです。個人的な論文ではこんないい論文(IF 10.33)通らないのに、やはりPostumaの力でしょうか?
彼との出会いは2011年京都で行われたWorld Sleepという学会のシンポジウムです。世界的に有名な人と一緒にシンポジウムを話せるので、緊張しました。PD患者さんの内、レム睡眠行動障害(RBD)症状のある人は認知症になりやすいという内容の話をしたら、Postumaも同じデーターを発表です。シンポジウム後話をして、こちらはこれから論文を作る段階なのに、彼らは投稿中とのことでした。その後に大津でRBD symposiumがあり、発表と共に皆で比叡山に行って、夕食を食べて、カラオケをしてと楽しいシンポジウムでした。その後、論文を2012年3月ごろに論文をNeurologyに投稿したら、一人すごい量のreviseを書いてきたreviewerがいました。確認すると、Postumaはもう論文acceptされていました。
Postuma RB, Bertrand JA, Montplaisir J, Desjardins C, Vendette M, Rios Romenets S, Panisset M, Gagnon JF.
Mov Disord. 2012 May;27(6):720-6. doi: 10.1002/mds.24939. Epub 2012 Feb 9.
- PMID: 22322798
2013年6月に行ったダブリンのMovement Disorderの国際学会で再会しました。
向こうから笑いながら歩いてきてreviseしたの僕と言ってきました。直してMovement disorder出したら、通してやるよと言ってきたので、書き直して違う論文のSleep Medicineに投稿しました。
Clinical significance of REM sleep behavior disorder in Parkinson’s disease.
Nomura T, Inoue Y, Kagimura T, Nakashima K.
Sleep Med. 2013 Feb;14(2):131-5. doi: 10.1016/j.sleep.2012.10.011. Epub 2012 Dec 3.
- PMID: 23218532
その後もMovement Disorderの学会で会ったりしていたら、共同研究の打診があり、その一部が今回の論文です。今や雲の上の存在のPostumaですが、あのグループと一人で張り合ったのもいい思い出です。今後は今回の研究成果をもとに地域に貢献できるよう頑張っていきます。