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医療ICT化

普段、おしどりネットを診療で利用させてもらい、主要医療機関の情報を確認や画像評価をして日常診療に役立ていただいています。現在、登録患者さんも250人を越えているからか、ICT活用の会議に出席要請がありました。深く考えずに使っていましたが、いいタイミングで医師会雑誌で特集をしていました

まず、ICTの名称も知りませんでしたが、Information and communication techonology:情報通信技術の略で電子カルテやレセプトオンラインもあたるようです。IoT(internet of things)がネットワークで収集解析技術でおしどりネットや遠隔診療にあたります。開院後紹介状をなくした人が多数おり、紹介状再発行にはコストが発生すると病院に断られたことで、おしどりネット参加を開始しました。その時に有用だったのが、お薬手帳での処方確認でした。お薬手帳や血圧手帳等をPersonal health record (PHR)といい、個人が自らの医療・健康に関する情報です。これを電子版にするとElectronic health record(EHR)になり、おしどりネット等で閲覧できる情報です。このような情報をより有効に使用できるようにするのが医療ICT化ということでしょう。

ある程度用語を含めて会に参加しましたが、今後の展開の話がありました。今後は各医療機関の情報の共用化を全国規模で行う方針で、医療IDの導入も考えているようです。そのためには、参加施設が多くなることと費用の問題があるとのことでした。意見を言うというよりすごく勉強になる会でした。どれだけ皆の足並みが揃うかにかかっていそうです。