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パーキンソン病関連疾患の睡眠覚醒(第48回睡眠学会)
パシフィコノースで行われた睡眠学会に出席してきました。
今回は『脳神経内科領域のcommon diseaseの睡眠覚醒の問題を極める』のシンポジウムで発表してきました。
睡眠学会なので、パーキンソン病関連疾患の説明をしましたが、いらなかったのかもしれません。
基本は睡眠覚醒中枢である視床から脳幹レベルとパーキンソン病関連疾患の病態がoverlapすることです。
さらに、疾患毎に特徴的な睡眠疾患があるため、診療上も注意することです。
また、パーキンソン病関連疾患は神経変性疾患がほとんどであるため、病状と共に症状も変化します。代表例としてパーキンソン病でそれぞれの病態も変化することを示しました。
治療上も主な運動症状以外にも薬剤や自律神経障害、精神症状、他の睡眠疾患も関わるため、いろいろと考えながら対応しなければいけません。
総合討論では現実的に睡眠疾患をどの科がどのように対応するかの問題点が浮き彫りになりました。神経内科医が一般的にどこまで対応してもらえるかが大きな問題です。