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睡眠学会シンポジウム

『むずむず脚症候群(RLS)治療の最新の知見』のなかで、『RLSの薬物療法~ドパミン製剤、α2δリガンド薬~』を担当しました。

現在RLS治療ガイドライン進行中で、委員会で発表の上エビデンスレベル決定し、原稿作成終了している状況です。それを踏まえて、委員会の発表内容をドパミン製剤、α2リガンド薬含めて話しました。まずは、ドパミンアゴニストのメタアナリシスの結果を示し

ドパミンアゴニスト治療を行うことを強く推奨し、エビデンスレベルが強いと評価されました。

レボドパはRCT1報告しかありませんでした。評価としては週2~3回の間欠的な治療にとどめることを弱く推奨し、エビデンスレベルは弱いとなりました。

最後に、α2δリガンド薬のメタアナリシスを示しました。こちらは治療を行うことを強く推奨し、エビデンスレベルも強いものでした。ディスカッションでは実臨床で保険適応との問題もあり、難渋するとの話もありました。ガイドライン発刊後徐々に進んでいくことを期待しましょう。聴衆の方も多く、有意義でした。

終了後ある製薬会社の人が面談をと言われるので、行ってみると別室で本社の偉い人と面談となりました。

え、英語じゃん。もともと下手な上に、最近国際学会にも参加しないのに。当たってくだけろで、いろいろと片言で質問してみました。  1日だけの参加でしたが、有意義でした。