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不眠症診療WebセミナーⅠ~不眠と不安を考える~

『不眠症の取り巻く状況』という演題で講演しました。

鳥取県は『眠れていますか?睡眠キャンペーン』としてスーミンを使って周知を促しています。不眠とうつの関連はあり、当院でもそのような患者さんもおられます。今回は開業4年経ったので、現状の不眠症診療を症例提示をしながら、話しました。不眠症の話しは精神科の先生が話すことが多いのですが、実は内科での睡眠薬処方が多いのが実情です。睡眠薬の処方の前に不眠の原因を考えなければいけません。意外に夜間頻尿が原因のこともあります。 夜間頻尿も色んな原因があり、アルコール、前立腺肥大、糖尿病、高血圧などが原因のこともあるので、症例提示と対応を提示しました。当院の結果としては、約3%ほど不眠主訴で来られた人に泌尿器疾患が原因でした。種々の原因を考慮を除外の上、日中にも問題があると睡眠薬の使用となります。4年の経過で不眠症診療を振り返ってみましたが、ある程度睡眠薬使用が必要な方が3割程度でした。継続加療の人は15%ほどでした。つまり8割方は不眠症の方も休薬可能になるのかもしれません。最後にお願いとして、精神疾患の速やかな対応、ベンゾジアゼピンの手軽な使用を控えて欲しいこと、睡眠薬の漸減中止をお願いしました。

率先してベンゾジアゼピン依存の脱却を薦めているつもりですが、単位だけ取得の流れになっているのが否めません。

カフェピュアーのお弁当です。規則正しい食生活も良眠に大事です。