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パーキンソン病治療up to date in 愛媛

パーキンソン病診療に当たる若手の先生に講演をさせていただきました。

パーキンソン病治療薬は徐々に種類が増えてきていろんな薬剤がありますが、反対に悩むこともあります。

新しい薬が出るたびにその利点、欠点を感じながら使ってきた自分の経験で話をさせていただきました。早期治療の選択となるドパミンアゴニストについて症例を提示後、それぞれの利点、欠点を示しました。 MAO-B阻害薬については副次効果と共に、最近気になっている起立性低血圧についての印象も示しました。 進行期としてはオピカポンの症例報告と共に、利点、欠点をまとめました。若手の先生が対象なので、10~35歳まで記憶を失った35歳の少女のドラマをムービーっぽくして人生の絶頂期を10~35歳とすると、

35歳にIEPD発表から人生が展開した経験から35歳から医師の絶頂期として激励の言葉としました。

最後に、米子城跡がストリートミュージアムで復元天守が見れるようになったように、

技術の進歩は素晴らしいので、今後も治療法の進展があるため、悩みがいのあるパーキンソン治療として締めました。

その後、討論ではちょっとオピカポンに期待感が高かったので、力価が強い分ジスキネジアの出現が多いため、安易な治療はよくないと言ったら、矢部先生からそれはメーカーさんからしたらどうなんでしょうかと苦笑をいただいて終了となりました。

せっかくの愛媛の会場ですが、お家で十億のお弁当です。いろんな食材があり、感銘を受けました。多種の薬剤を使いこなせてこその臨床医なので、頑張らないといけません。