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パーキンソン病治療最前線セミナー

私は大学卒業後脳外科に入局しましたが、1年後脳内に転科しました。脳外科時代に研修を受けた丹波地方での講演会で話す機会をいただきました。webなのが、残念です。まず、糸数先生よりパーキンソン病の基礎研究の話を聞きましたが、大変勉強になりました。パーキンソン病の原因になるシヌクレインのオリゴマーの形態が分かってきて、多系統萎縮症とも違っているのが分かったようです。顕微鏡レベルの進化もすばらしく、今後生検で鑑別できる時代になるかもしれないとのことでした。私の方は舞鶴市民病院から鳥取大学脳内に転科した思い出話からスタートです。脳外科研修で手術加療ありきの診療より診察加療の診療の方があっているように思い転科しました。先輩の明田先生、岸先生より立派な神経内科医になりよと叱咤激励されました。入局した鳥取大学脳神経内科ではパーキンソン病等の疫学研究をしており、高齢化でパーキンソン病が増えていくことも示しています。その流れからパーキンソン病の睡眠研究をするようになったことが現在の診療に続いています。パーキンソン病は運動症状主体でしたが、最近は睡眠を含めた睡眠障害も注目されています。今回はCOMT阻害薬の話しので、運動障害を中心とした治療をメインとなります。そのため、症例を提示の上でCOMT阻害薬の位置づけを話しました。糸数先生と比べてあまりにもpracticalな話でしたが、discussionでも実際の診療に応じた話をしました。現地に行けなかったのが、残念な会でした。

大連のお弁当です。 町中華は普通に美味しくて、お腹一杯になります。CDSと同じように食べ過ぎは注意ですね。