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パーキンソン病治療におけるオピカポンの位置づけ(パーキンソン病治療 Update in 松江)

松江市に講演に向かう予定でしたが、雪の為Web講演に変更しました。特別講演で愛媛大学永井教授の話を聞きました。薬理学的にCmax、AUCの話を聞き、すごく勉強になりました。基礎と臨床の橋渡しをするのが臨床医の仕事なので、薬理学的理論を考えると薬剤の特徴が理解できます。その後にディスカッションで当院での使用例とオピカポンの特徴を示しました。COMT阻害薬としてエンカポンとオピカポンがあるわけですが、オピカポンの方が強い印象があります。レボドパ換算量でもエンカポンがL-ドパの0.33倍、オピカポンがL-ドパの0.5倍となています。永井教授の講演からこれはAUCより合点がいきますね。 さらに、オピカポンの方がエンカポンよりもCmaxが高く、これが即効性としても理解できました。今回の講演で薬理学的特徴と臨床的効果が理論的に辻褄が合い、勉強になりました。

急な予定変更でしたが、両国鮨です。前回食べれなかった穴子鮨が入っていました。