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島後医師会研修会(Web講演会)

隠岐の島後医師会へWebで講演です。2015年にも現地で不眠症の話をしました。

この時には大山町の疫学データーから不眠症が多い中、副作用の少ない睡眠薬を考慮しないといけないとの話をしました。 その後、自分自身の状況も変わって臨床現場で不眠症に対応することになりました。 そのため、実際の症例を提示して不眠症治療の進め方を話しました。その中で、問題にも出くわしたうつ病の関連、   睡眠薬の中止例も提示しました。薬剤の依存の問題でいろいろと講演をしましたが、

状況は大きく変わっていず、レンボレキサントへ期待を示して就労です。隠岐病院麻酔科の先生から術後せん妄への対応を質問されましたが、これはなかなか難しい問題です。根底には家での睡眠パターンと病院での睡眠パターンの違いです。 病院では入眠禁止ゾーンで就寝するようにしようとするため、ベンゾジアゼピン薬剤を使用して問題になることがあります。急性期は難しいですが、予定手術ではオレキシン拮抗薬で準備をするのも一つの方法です。私の方から精神科の有田先生にもうつ病の性格的な素因を質問させてもらいました。勉強になりました。

終了後おなじみやのお弁当です。今回、いっぱい里芋が入っていました。里芋は塩分排泄、コレステロール生成抑制効果があります。不眠症は高血圧、高脂血症にも良くないので、早めに対応が大事です。