のむらニューロスリープクリニックのむらニューロスリープクリニック

お知らせNews

研究会梯子

3つの研究会が同じ会場でありました。それぞれ興味のある内容です。

まずは、遠隔モニタリングの内容を聞きに行きましたが、すでに終了していました。当院でもCPAPの遠隔モニタリングを行っていますが、制度上微妙な縛りがあります。来年度の診療報酬改定でどうなるのか気になるところです。

その後、経頭蓋磁気刺激(TMS)の演題を聞きに、横の会場へ。今年よりうつ病に対して反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)が保険適応となりました。TMSはもともと検査機器として使用していましたが、治療効果に対する報告があり、大学院生の時にパーキンソン病、脊髄小脳変性症に検討したことがあります。有効性の証明が難しい中、臨床脳波に脊髄小脳変性症に対する結果を発表しています。その後、パーキンソン病に関して厚生労働省の班会議で多施設共同研究で刺激部位、条件等の検討を行いましたが、有効性の確証が難しい状況です。そんな中、うつ病に関して左前頭前野に10Hzで保険適応されたようです。効果はNeuromodulation等なかなか説明が難しいのですが、今後いろいろと検討されると思います。