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高尿酸血症について

プリン体は核酸を形成して、生命維持に大切なものです。食品から摂取ものと体内で制裁されるものがあります。尿酸に代謝され、排泄されます。尿酸が高くなると結晶化し、関節に沈着し痛風を起こしたり、結石になって尿路結石を起こします。痛風患者さんも年々増えています。特に壮年期に高尿酸血症の方も多いです。私自身も健診で高尿酸値の指摘ありましたが、放置してビールを飲んでいました。ジョギングをした翌早朝に左足の痛みにて飛び起きました。痛みのため歩行不能で、回診は車いす、松葉杖で生活をしました。痛風発作は早朝に起きるのも特徴です。高尿酸血症がある場合には痛風関節炎の有無や合併症で治療指針が示されています。痛風関節炎のある方は尿酸値を6以下に維持することが重要です。尿酸値は心不全の予後を悪化させるように、動脈硬化促進因子として注意が必要です。食事でプリン体の摂り過ぎに注意すると共に、脱水予防も必要です。お酒はビールに限らず、注意です。生活習慣で改善しない場合には薬剤で治療する必要があります。CPAP治療をしている睡眠時無呼吸症候群の人でも高尿酸血症の方は多く、注意です。ただ、尿酸は神経保護作用があるのかもという報告もあります。低尿酸血症は低栄養の関与もありますが、神経変性疾患には要注意です。