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糖尿病について
五大栄養素の内の炭水化物の糖質がブドウ糖に置換されエネルギーとなりますが、過剰になったものが糖尿病です。ブトウ糖はインスリンにより細胞に取り込まれてエネルギーとなりますが、膵臓の自己免疫疾患、妊娠、生活の乱れでインスリンの働きが悪いと血糖値が上がります。糖尿病と診断されると、まずは食事療法、運動療法を行います。食事療法は適正なエネルギー摂取を規則正しく摂取します。身長と日常生活の活動量より自分自身の適正エネルギーが計算できます。私は1645kcalでした。最近ではスマホで簡単に食事のカロリーが調べられるので、その都度チェックしてみるのは有用です。運動療法の方は少しきつめの運動を日常的に行うようにすることが大事です。それぞれの運動毎に強度が決まっているので、日常的にできることを決めると有用です。私の場合は毎日歩いて通勤して週末10㎞走ると目標クリアです。血糖値の高値が続くと種々の合併症がでてきます。四肢のしびれ、痛みを起こす糖尿病性末梢神経障害も注意です。血糖値が高い状況が続くとポリオール代謝経路が活性化され神経障害を引き起こします。網膜の血管が障害され、新生血管が出血して視力低下となります。糖尿病性腎症から人工透析の患者さんが増えており、腎機能も低下させないように管理することが大事です。食事療法、運動療法でも血糖値のコントロール困難だと薬物療法となります。インスリン抵抗性改善、インスリン分泌促進、糖吸収排泄調節など種々の薬剤の種類があります。治療中には低血糖も注意です。『はひふへほ』で症状を覚えておくと便利です。低血糖の既往があると血糖コントロール管理も厳格でないとほうが安全で、指標もでています。糖尿病は万病の元と言われるように、種々の合併症を起こします。生活習慣を是正して血糖の管理をしっかり行うことが大事です。