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Parkinson’s Disease Frontier Seminar in FUKUOKA

診療後大急ぎで福岡へ。ぎりぎり間に合って講演会スタートです。

まずは、長崎北病院佐藤聡先生より『パーキンソン病(PD)のリハビリテーションについて』で早期リハビリ介入で経過良好となり、BDNFも高くなることを示されました。パーキンソン病体操のDVDも作成されており、是非ともいただきたいと思いました。

私の方は『非運動症状の位置づけ』として話をしました。運動症状前に非運動症状がでやすく、起立性低血圧や嗅覚障害、うつ、RBD等があり、特にRBDの注意が必要である。当院での試みと現状を話をしてPDになってからもうつや睡眠障害等の非運動症状がQOLに悪影響を与えます。MAO-B阻害薬のラサギリンがうつや睡眠障害に好影響を与えるる報告もあり、副次的効果として興味があります。

次に徳島大学佐光亘先生は『PDのネットワークシナプスレベルの代償性変化』でPDでは小脳が代償的な役割を果たしている可能性をfMRI、SPECTの検討で提示してもらいました。

最後に、日本医科大学永山寛先生が『患者さんのQOL向上を目指したパーキンソン病治療』でQOLに影響を与える因子としてうつ症状、診断時の治療満足度が重要であることを示されました。L-dopa,ドパミンアゴニスト、MAO-B阻害薬の効果を示していただきました。

講演会終了後せっかくなので、座長の鳥取大学花島律子先生と記念撮影を撮りました。二人とも垂幕に名前が載っており、いい感じです。

懇親会後福岡大学坪井義夫先生の誘いでご飯を食べに行きました。飯屋く~たという店で離れになっています。私がFBに上げるよう指示されましたので、ちゃんと仕事をしますよ。福岡の美味しい魚をたのしくいただきました。さばの刺身も見事な味わいでした。甘白鯛なる焼き魚。これが脂がのっていい感じ。面白い話も聞けて楽しい福岡の夜でした。