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不眠研究会

診療後不眠研究会に参加してきました。最後の方しか聞けませんでしたが、貴重な話が聞けました。

特別講演で清水徹男先生の『夢』を夢見ては自分の人生も考えさせられるものでした。

パーキンソン病の夜間幻覚時にRBD症状からの覚醒時に起こっている症例を経験しました。その後、パーキンソンン病(PD)のレム睡眠行動障害(RBD)の研究を始めたときに異常REM睡眠をどの用語で論文に書くのかを悩んでしました 。当時REM sleep without atonia, dissoaciated REM sleep, Stage 1 REM with tonic EMGがあり、同じ現象なのになんで名前が違うのか不思議でした。結局、日本人の論文があるStage 1-REM sleep with tonic EMGとして掲載しました。今回の講演でREM sleep without atoniaはRBDからの用語で、Stage 1 REM with tonic EMGは振戦せん妄からの用語としりました。結局は同じ現象のようですが、歴史の流れから最終的にREM sleep without atonia (RWA)で共通されています。現在は青斑核周辺の障害としてRBDをとらえていますが、アセチルコリン説で説明していただきました。せん妄とRBDは絡みそうに感じているので、幻視とレム睡眠に興味があるものとRBDを中心にパーキンソン病、レビー小体型認知症を解明してみたいとまさに夢を思わせてくれる内容でした。