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レム睡眠行動障害の自律神経障害(日本自律神経学会シンポジウム)

日本自律神経学会シンポジウムの発表内容です。

自律神経障害としては種々の症状が起こります 。レム睡眠行動障害(RBD)でも自律神経障害が起こります。その一例が起立性低血圧です。健常対象者に比較してRBDやパーキンソン病(PD)では起立試験で血圧が低下します。自律神経障害の内上のスライドの赤色の症状はRBDで障害されることが明らかで、橙色の症状は障害される報告があります。白色の症状はあまり検討されていません。自律神経障害がRBDからPD等の神経変性疾患への進展に関連があるのかを検討した報告では、自律神経症状では明らかな指摘はできず、嗅覚障害が基準になるとのことでした 。まだまだ、結論は出ませんが、今後の検討がさらに必要です