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抗凝固薬の現状

心房細動は脳塞栓の原因となります。そのため、心房細動のある患者さんには抗凝固薬が必要となります。今まではワーファリンしかありませんでしたが、直接的経口抗凝固薬(DOAC)も処方できるようになっています。ワーファリンは定期的にプロトロンビン時間(PT)を確認し、微調整が必要です。当院でもコアグチェックで確認を行っています。それに比べてDOACは微調整が必要なく、処方しやすい面があります。ただ、高齢者では転倒リスクや出血リスクで抗凝固薬処方しないこともあるようです。その状況で抗血小板薬処方は意味のない治療になってしまいます。DOACでは出血リスクも少ないし、エドキサバンは転倒リスクのある例でも有効だった報告もあるようです。

意外にうれしい話はワーファリンでは納豆禁止ですが、DOACは食事の制限がありません。大力家族亭は焼肉弁当で納豆はないので、ワーファリン内服でも安心です。今日は焼肉の枚数も多く、二種類の肉が入っていました。美味しく、おなか一杯になりました