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むずむず脚症候群について

昨日、第12回パーキンソン病・運動障害疾患コングレスのシンポジウムで発表する予定でした『レストレスレッグス症候群の臨床』についてをのむニューレクチャーでもお話しせていたできました。

初めて診た患者さんは神経疾患で入院中の患者さんです。当直中に夜中に病棟を歩いておられ、症状を聞いたからこの病気でした

むずむず脚症候群=レストレスレッグス症候群=下肢静止不能症候群と違う名前で言われますが、同じ病気です。診断基準はこのようになっております。特徴は赤字の症状で、これらの症状があれば、診断となります。次のような症状があるとより可能性が高くなります。周期性四肢運動は足が背屈するような動きが不随意にみられるもので、睡眠ポリグラフ(PSG)やSuggested immobilization test(SIT)で確認できます。患者さん自体は日本でも1~4%の確率で居られ、かなりおられることになります。

病態としては鉄‐ドパミンが関連していますが、パーキンソン病と違って脊髄に下降するドパミン神経の機能障害です。

そのため、治療はドパミン製剤が基本なり、治療アルゴリズムも示されています。しかし、ドパミン製剤を誤って使用するとaugmentation(増悪現象)を起こします。よってドパミン製剤を中心ですが、augmentationに注意して種々の薬剤を考慮しながら治療します。

レストレスレッグス症候群から脳梗塞のリスクが増えるという報告もあり、夜間血圧を含めて治療をしていく必要があります。