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脳梗塞治療

診療時間ぎりぎりで新患もあり、終了が遅くなってしまいました。脳梗塞の講演会に行きましたが、遅れてしまいました。すごい数の聴衆でビックリしました。脳梗塞の治療は発作後時間との勝負です。まず、ヘンな症状(顔の麻痺、しゃべれない、分からない、手足の麻痺等)が出たら、すぐに対応が必要です。脳梗塞は頭の血管が詰まる病気ですが、神経細胞が障害された梗塞巣の周辺にペナンブラという瀕死の部位があります。ここを助けることが大事です。そのために7Dと言われる段階で少しでも早く治療を行います。従来はt-PAという点滴が発症後3時間以内しか投与できませんでしたが、最近は4.5時間以内使用可能となりました。昨年大学病院当直中にt-PA治療を行い、著効しました。これは嬉しかったですね。4.5時間以上経っていたり、大きな血管の梗塞には効かないこともありますが、ここで血管内治療の適応が出てきます。これは血管内にカテーテルや、ステントを言うものを入れて血栓を除去する手術です。脳外科の先生にお願いしていましたが、24時間以内でも効果があることもあるようです。

このように、脳梗塞治療はまずはスピード命です。何かあったら、早急に!